いよいよ今年の大河ドラマも最終回を迎えます。
主人公の北条義時(小四郎)の最後を三谷幸喜さんはどう描くのでしょうか。
最終回にあたり、主人公の北条義時(小四郎)について少し調べてみました。
みなさんも気になりませんか?
ちょっとのぞいてみましょう!
北条義時について
- 名前:北条義時(小四郎)ほうじょうよしとき
- 生年:1163年~1224年7月1日
- 素性:北条時政の次男として生まれる。
姉の政子の源頼朝と結婚で歴史に名を残す存在になる
源頼朝の挙兵に父時政、兄宗時と共に従軍
源平合戦で功績を挙げ頼朝の寝所警護に選出
頼朝の側近となり活躍
頼朝の死後から父時政との確執が生まれ自身が政の中心になっていく
源氏滅亡をきっかけに北条が幕府の頂点になるが朝廷と対立する
承久の乱に勝利し安泰となったあと急死する - 役者:小栗旬(おぐりしゅん)
北条家での立ち位置
今回のドラマでも描かれていましたが、次男ということもあり、もともとの性格は争いごとを好まず、平々凡々の人生を送る立ち位置だったように感じます。
それが姉:政子が源頼朝と結婚することで激変していきます。
兄:宗時(三郎)は地元を愛していたようで坂東武士として地域安泰を目指し、それを支えようという立ち位置だったのではないでしょうか。
そんな兄:宗時(三郎)が最初の戦で亡くなってしまい、義時が北条の後継的立ち位置となります。
このころから北条家では『義時(小四郎)』の存在が大きくなり、実質的な世帯主になったと考えます。
義時の妻たち
義時の長男は泰時(太郎)とされていますが、母親の名前・存在の資料は残されていないようです。
今回の大河ドラマでは『八重(やえ)さん』が最初の妻で泰時(太郎)の母親とされています。
その後、頼朝の働きかけもあり、絶世の美女と言われた『ひな(姫の前)』と再婚します。
古い文献では『ひな』は比企家の娘ということもあり、比企の乱以降の動向が不明確で、おそらく離縁となり、都で再婚したとされています。
三番目の後妻(継室)となった『のえ(伊賀の方)』は、後に義時暗殺説が出るような『伊賀の変』を起こしてしまうためか、ドラマでは、登場から裏のある設定でした。その後も自身の欲のための行動や発言が多く、欲深い女性役を見事に演じています。
いずれにしろ、どの妻も少なからず、義時(小四郎)を助けていたある意味、あげまんだったようにも思います。
源氏との関係
義時(小四郎)自身がとっていいた行動は、兄のため、北条のため、坂東のためだったのだと思います。
そこにたまたま姉が源頼朝と結婚することで、源氏に利用されるようになり、いつしか利用するようになったのではないでしょうか。
実朝暗殺については諸説あります。
ドラマでも伏線が多くあり、本当の黒幕は不明にされました。
『真実は小説より奇なり』と言われるとおり、古い文献を読み解くだけでは分からない真実があったのだと思います。
いずれにしても北条義時そして源氏、双方がなくては鎌倉幕府は起こせなかったのではないでしょうか。
番外編
- 名前:小栗旬(おぐりしゅん)
- 生年月日:1982年12月26日
- 出身:東京都小平市
小栗旬さんを最初に拝見したのは、当時は金髪がまだ今ほど当たり前のファッションではなかったように記憶しています。そんな時期に、金髪で登場されたときの違和感をなんとなく覚えています。
その後も数多くのドラマや映画に出演され、今では日本を代表する俳優と言えるでしょう。
我が家の妻は、人気俳優の個性にうるさく、何を演じられても個性を消せていない俳優のドラマや映画を観ようとしません。
でも、小栗旬さんは、強い個性を持ってられそうですが、今回の大河ドラマも楽しんでいたようです。
個人的に小栗旬さんは好きな俳優さんなので、気兼ねなく観ることができ、とてもありがたいですWWW
まとめ
何度も書いていますが、今回の大河ドラマは本当に楽しく観させていただきました。(現時点ではまだ終わってませんが…)
三谷幸喜さんの演出に各俳優さんの持つ個性や演技力がふんだんに出ていました。
源氏・鎌倉時代・北條政子についての物語は、なんとなくイメージ出来ていたように思います。
北条については、名前を知っている・聞いたことある程度で、正直、義時の息子:泰時が
絡んでくる『六波羅探題』『御成敗式目』は、まったく知りませんでした。
今回のドラマのおかげで少しでも北条について知ることができありがたいと思います。
また、源氏についてもどちらかというと前回書いた『源義経』の方が印象が強く、鎌倉幕府をどうやって立ち上げそして、源氏が滅んでいくプロセスを詳しく知りませんでした。
これも整理が出来て助かりました。
今は、終わってしまう寂しさと次回への期待が混じっていて変な感じです。
『楽しい時間をありがとうございました!』そして次回の大河ドラマも期待しています。