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鎌倉殿の13人 尼御台(あまみだい)伝説の大演説 義時(小四郎)亡き後も北条家を支えた尼御台(あまみだい)

今回の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の主役は「北条義時」です。
歴史上では、義時以上の逸話が尼御台(あまみだい)はドラマでも多大な存在感を魅せてくれています。
そんな北条政子について少し調べてみました。

みなさんも気になりませんか?

ちょっと覗いてみましょう!

北条政子について

  • 名前:北条政子(ほうじょうまさこ)
       御台所(みだいどころ)
       尼御台(あまみだい)
       尼将軍(あましょうぐん)
  • 生年:1157年~1225年8月16日
  • 素性:北条時政の長女。源頼朝と結婚することで北条家を頂点に押上ます。
       政子という名前は、62歳の頃に朝廷に名付けられたと言われています。
  • 役者:小池栄子(こいけえいこ)

源頼朝との結婚

realsound.jp

今回のドラマでは、源頼朝を北条家で匿っているとこで初めて政子が出会って一目惚れしたようになっていたかと思います。
しかし、古い文献では、お互いが幼少の頃からの顔見知りで、長い年月をかけて政子が思いを募らせたとも言われています。
ただ、頼朝との結婚は、父親の時政を始め、北条家では、大反対であったのは間違いないようです。
そんな中、結婚できたことを考えると、政子の持つ強い意思が感じられますよね。
そしてこの結婚によって、後に北条家が大きく繁栄することにつながったことを考えると何が起こるか分からないのが、人生とも言えるのではないでしょうか。

御台所(みだいどころ)

御台所(みだいどころ)は『御台盤所(みだいばんどころ)』の略です。
政子は、頼朝の間に二男二女を産んでいます。
大姫、頼家、三幡、実朝です。

www.iza.ne.jp

当時は、子孫繁栄のため、一夫多妻が当たり前であったようで、頼朝も側室を
持とうとしていたようですが、政子の嫉妬が強かったため、なかなか実現には
至らなかったようです。
ドラマにもあった「亀の前」の『後妻打ち(うわなりうち)』は、古い文献にも
記されており、政子の嫉妬深かさの象徴とも言えるでしょう。

尼御台(あまみだい)

頼朝の死後から、出家し尼御台(あまみだい)と呼ばれるようになります。

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二代将軍となった頼家が、独裁的な政を執るようになり、義時等の案で『13人の合議制』を定め、権力を押さえ込もうとしました。
しかし、『13人の合議制』は思ったような機能を果たすことができず、頼家の悪行は止まらず、ついには出家させ、修善寺へ幽閉します。
それでも、抵抗を続ける頼家は、義時が送った刺客(暗殺者:アサシン)に殺害されてしまいます。
ドラマでも、古い文献でも、義時の考えとされていますが、政子の意向・真意は、全くなかったのでしょうか。

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三代将軍の実朝は、どちらかというと争いごとを好まず、平和的なタイプだったようです。
そして、京都の朝廷との繋がりを大事にし、政を行うにも朝廷へ相談していたとされています。
ただ、当時の朝廷:後鳥羽上皇にとっては、それが、好都合であったようです。
実朝を利用し、朝廷の権力を高めようとしていき、それが原因で実朝が暗殺されます。

尼将軍(あましょうぐん)

実朝の死後、将軍の代行という形で政をおこなうことになり『尼将軍(あましょうぐん)』と呼ばれます。
その後、以前に書いた『承久の乱』が起こり、伝説の『大演説』となります。
が、古い文献によると、演説文を安達景盛が代読したとの説もありますが・・・

『承久の乱』で、北条方が大勝し、事実上、北条の天下となりますが、義時が急死します。
『後妻(継室:けいしつ)のえ(伊賀の方)』で書きましたが、義時は、妻の『のえ』による
毒殺説があります。

www.sponichi.co.jp

ネットニュースで最終回に関する記事がありました。

「小栗さん最後の撮影となった最終回のラストシーン。もはや小栗旬ではない北条義時の、手負いの獣のような姿に、見ていて窒息しそうになりました。」

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/10/25/kiji/20221025s00041000457000c.html

この、小池栄子さんのコメントから推測すると、『のえの毒殺』にはならなそうですね。

ただ、古い文献によると、のえ(伊賀の方)は、我が子を将軍にしようと企てたため、伊豆に追放されます。
それがあったので、三谷幸喜さんは、のえ(伊賀の方)の二面性を演出されたのでしょう。

そして、政子(尼将軍)も義時の死後、まもなく病死したとされています。

まとめ

今回のドラマの主人公は、『北条義時』なので、義時の死後がどこまで描かれるか分かりませんが、歴史上では、『北条政子:尼将軍(あましょうぐん)』の方が、有名で、印象強い存在です。
それを差し置いて、今回の主人公にした『鎌倉殿の13人』は、三谷幸喜さんの演出で最高の大河ドラマになったのではないでしょうか。
最終回が、待ち遠しくもあり、終わってしまう寂しさも持ってしまいますよね。

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