死者がつづく今回の大河ドラマ。前回(第38回)では、りく(宮沢りえ)がトウ(山本千尋)に暗殺されかけました。そしてクライマックスとなるだろう実朝の暗殺。善哉(ぜんざい)=公暁(こうぎょう)について少し調べてみました。
みなさんも気になりませんか。
ちょっと覗いてみましょう!
善哉(ぜんざい):公暁(こうぎょう)について
- 名前:公暁(こうぎょう)幼少期 善哉(ぜんざい)
- 生年:1200年~1219年2月13日
- 素性:源頼家の次男『つつじ:北香那(きたかな)加茂重長の娘との子』
1206年、7歳の時、、乳母夫である三浦義村に付き添われ、政子の
計らいによって叔父の3代将軍源実朝の猶子となったとされています。 - 役者:子役『長尾 翼(ながお・つばさ)』
成年『寛一郎(かんいちろう)』
源実朝の暗殺
古い文献からしか読み解くことができませんが、有力な説が、父親である源頼家を暗殺した仇打ちとされています。
ただ、実際に暗殺したのは、実朝ではありません。
頼家は、比企と北条の実験争いに巻き込まれ、将軍職から無理やり下ろされ、修善寺へ幽閉されます。その後、北条に反旗を翻したとのことで北条に暗殺されます。
なので、仇を撃つなら北条義時(小四郎)になるはずなのですが・・・
諸説あるなかに『北条にそそのかされた』というのがあります。
北条が、自らの家督を守るため、源の血筋を途絶えさせる策略を企てていたとも言われています。
古い文献にも、公暁(こうぎょう:ぜんざい)は、実朝と義時の二人を暗殺するつもりが、実朝の共をしていた、源仲章を義時と間違えて討ち取ったと言われています。
長尾 定景に討たれる
父親『頼家』の敵と『実朝』と義時と間違え『源仲章』を殺害し、その罪で義時から送られた使者に殺害されたとされています。若干20歳での死。
源氏で生まれたことで他の誰も体験できない濃密な人生になってしまった悲運の生涯だったと言えるでしょう。
古い文献では、義時が送った使者は「長尾 定景」とされています。
現時点(第38回)では、該当する人物の登場が見られていません。
公暁を打ち取るのは『長尾 定景』なのか、アサシン『トウ』なのか、はたまた、誰が討ち取ったかわからないままなのか。
北条の時
源実朝が公暁に暗殺されます。
そして、公暁が三浦義村が送った使者『長尾定景(ながお さだかげ)』に討ちとたれ、源氏の血筋は途絶え、遂に北条が天下を治めることになります。
番外編
寛一郎(かんいちろう)について
- 名前:佐藤寛一郎(さとうかんいちろう)
- 生年月日:1996年8月16日
- 出身:東京都世田谷区
佐藤浩市(さとうこういち)の息子(三國連太郎の孫)。
18歳の頃に俳優への道を志し、21歳でデビュー。
映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』での演技が評価されて新人賞を受賞。
残念ながら、私自身まだ、演技を拝見したことがありません。
父親、佐藤浩市さんは、好きでいろんな作品を見させてもらっています。
今回の上総広常(かずさひろつね)役も見応え抜群で、最初に見せしめとして
殺害された場面は、印象的でした。
寛一郎さんは、まず『暗殺者』として、義理の父『実朝』を殺害します。
そして、今度は、北条からの使者に殺害されるというのが、歴史上の話です。
暗殺者から、殺害される側になるという役どころでどういった演技を見せてくれるのでしょう。
まとめ
第38回で、義時(小四郎)が父『時政』を失脚させ、義理の母『りく(宮沢りえ)』を追放するにあたり、アサシン『トウ(山本千尋)』を差し向けるが、義村(平六)に阻まれました。
その後、平賀 朝雅(ひらがともまさ)を殺害し、遂に義時が執権へと名乗りを上げました。
平六が、他の御家人を納得させるように振舞っていましたが、果たして、最後まで信用できるお七馴染みが続くのでしょうか。
今後、三谷幸喜さんはどういったシナリオを見せてくれるのでしょう。