今年の大河ドラマも終わってしまいました。
総集編が放送されるかと思いますが、個人的に小四郎(北条義時:小栗旬)に関わった人物を振り返ってみたいと思います。
みなさんは気になりませんか?
ちょっとのぞいてみましょう!
ひな(比奈)について
- 名前:姫の前(ひめのまえ)
比奈(ひな)は三谷幸喜さんの造名? - 生年:鎌倉時代(1180年頃~1207年頃)
- 素性:鎌倉殿の13人の1人『比企能員(ひきよしかず)』の姪
「比企朝宗(ひきともむね)の娘」
「比企朝宗(ひきともむね)」は「比企能員(ひきよしかず)の兄弟」 - 役者:堀田真由(ほったまゆ)
八重さんが亡くなり、後妻として小四郎を支えた良妻でしたね。
古い文献では、義時がゾッコンだったような記録があるようですが、今回のドラマでは
どちらかというと『ひな』の方が小四郎のことを慕っていた感じでしたね。
鶴丸(平盛綱)について
- 名前:鶴丸(つるまる)平盛綱(たいらのもりつな)
- 生年:1180年頃~
- 素性:古い文献には鶴丸(つるまる)の存在がみられません。
三谷幸喜さんのオリジナルかと思われますが、もしかすると
古い文献にある「多賀重行」と泰時の逸話をイメージされて
いるのかもしれませんね。 - 役者:幼少:佐藤 遙灯(さとうはると)
成年:城築 創(きづきはじめ)
後の平盛綱は、記録として残っているようですが、幼少期の『鶴丸』は三谷幸喜さんの演出(架空の人物)でしたが、金剛(太郎)が精神的に成長するキッカケとなる大きな存在でした。
三浦義村(平六)について
- 名前:三浦義村(みうらよしむら)平六(へいろく)
- 生年:1163年頃~1239年
- 素性:鎌倉殿の13人である、三浦義澄の嫡男とされています。
文献で最初に出現するのは、1184年に源範頼(蒲殿:かばどの)が
総大将で平氏追討軍に父の義澄と共に従軍しています。
また、当時から知恵者とされていたようですが、より頭角を現すのが
頼朝の死後のようです。 - 役者:山本耕史(やまもとこうじ)
どちらかというと、最初から義時に対して上から目線だったように思います。
それに対して義時も特段、嫌がることもなくむしろ頼りにしていました。
実際の記録でも最後まで北条の右腕的な存在とされています。
梶原景時(平三)について
- 名前:梶原景時(かじわらかげとき)平三(へいぞう)
- 生年:1140年?~1200年
- 素性:第5回『石橋山の戦い』で源頼朝を見逃した場面があり、
その後、頼朝に重宝される。
源義経とは対立
梶原景時の変で一族が滅亡 - 役者:中村獅童(なかむらしどう)
源頼朝のと出会いが衝撃的なため、その後もどことなく何を考えているのか
つかみどころがない感が最後まで拭えなかったのは私だけでしょうか。
トウについて
善児のも大きかったですが、『トウ』はさらに大きな存在でした。
個人的にはアクション女優としての印象が残ってしまい、今後の活躍が楽しみです。
三浦義澄(次郎)について
- 名前:三浦義澄(みうらよしずみ)次郎(じろう)
- 生年:1127年~1200年
- 素性:平治の乱では源氏に付いた。
北条時政とは、互の嫁が、伊藤祐親(いとうすけちか)の
娘姉妹で坂東武者として腐れ縁といえるでしょう。 - 役者:佐藤B作(さとうびーさく)
個性派揃いの中でもトップクラスの演技派ではなかったでしょうか。
大きな功績がなかったのがもったいないですが、、、、
比企能員(藤四郎)について
- 名前:比企能員(ひきよしかず)藤四郎(とうしろう)
- 生年:???~2013年
- 素性:源頼家の乳母父となり、娘を頼家の妾にし、
子が生まれたことから執権を握りかけるが、
北条家と対立し「比企の乱」で滅亡する - 役者:佐藤二朗(さとうじろう)
これまた超個性的な俳優ですよね。
その超個性を遺憾無く出していただき比企の存在感が増幅されたと思います。
源実朝について
- 名前:源実朝(みなもとのさねとも)
- 生年:1192年~1219年
- 素性:北条の企てでわずか12歳で第3代征夷大将軍に就く。
その後、北条時政(ほうじょうときまさ)が執権を取るが
朝廷や御家人からよく思われず、徐々に実朝が権力を持つようになるが
長くは続かず、「善哉(ぜんや):公暁(こうぎょう)」に暗殺されることに・・・ - 役者:柿澤勇人(かきざわはやと)
このブロクでも記載しましたがドラマ『真犯人フラグ』が私の初見だったのですが、めざましテレビのマンスリーエンタメプレゼンターに出られててビックリしました。
こちらも今後のご活躍が楽しみです。
畠山忠重(次郎)について
- 名前:畠山重忠(はたけやましげただ)次郎(じろう)
- 生年:1164年~1205年
- 素性:武蔵国畠山郷野の出。父親は、平治の乱後に平家に使えていた。
重忠だ生まれたのはそのころで、重忠も当初は平家に使えていた。 - 役者:中川 大志(なかがわ・たいし)
今回のドラマで初めて知った存在の一人がこの畠山重忠です。
三谷幸喜さんの演出のせいで当初は、いけ好かない感があったのですが、途中からは、文献に残るとおりに坂東武者感がとても心惹かれました。
のえ(伊賀の方)について
- 名前:のえ(三谷幸喜さんの造名?)
「伊賀の方」(いがのかた)(古い文献より) - 生年:不明~1224年頃
- 素性:二階堂行政(にかいどうゆきまさ)の孫にあたる
藤原秀郷流の伊賀朝光の娘 - 役者:菊地 凛子(きくち・りんこ)
登場から最期まで、とても濃いキャラクターでした。
最終回で、小四郎に毒をもったことをあっさり自供しました。
あっさり過ぎて、少々、肩透かし的な感がありましたが『八重さん』『ひな』につづき、義時にとって大きな存在だったことは間違いないでしょう!
りく(牧の方)について
- 名前:りく(牧の方:まきのかた)
※『りく』三谷幸喜さんの造名? - 生年:生年不詳~1229年頃
- 素性:「牧宗親」(まきむねちか)の娘
北条時政の後妻 - 役者:宮沢りえ(みやざわりえ)
これまた濃いキャラクターでした。
このブロクでも書いていますが、美少女女優として登場してから、今まで数多くの作品で楽しませていただいています。
まだまだご活躍して欲しい方ですよね。
和田義盛(小太郎)について
- 名前:和田義盛(わだよしもり)小太郎(こたろう)
- 生年:1147年~1213年
- 素性:相模国三浦郡(現在の神奈川県横須賀市)の「衣笠城」を
本拠地としていた三浦氏の一族で源頼朝の挙兵に参加。 - 役者:横田 栄司(よこた・えいじ)
味のある存在でした。
今回の大河ドラマでは、最も人情深い存在だったように思います。
善哉(ぜんざい):公暁(こうぎょう)について
- 名前:公暁(こうぎょう)幼少期 善哉(ぜんざい)
- 生年:1200年~1219年2月13日
- 素性:源頼家の次男『つつじ:北香那(きたかな)加茂重長の娘との子』
1206年、7歳の時、、乳母夫である三浦義村に付き添われ、政子の
計らいによって叔父の3代将軍源実朝の猶子となったとされています。 - 役者:子役『長尾 翼(ながお・つばさ)』
成年『寛一郎(かんいちろう)』
なんといっても成人役の寛一郎さんですかね。
佐藤浩市さんの御子息で、残念ながら直接からむシーンはありませんでした。
でも、親子ともども図られて殺害されることになってしまうのは三谷幸喜さんの演出なのでしょうか。
源仲章について
- 名前:源仲章(みなもとなかあきら)
- 生年:不明~1219年2月13日(公暁と同じ)
- 素性:後白河院近臣の家に生まれ後鳥羽上皇に仕える。
鎌倉幕府の御家人にもなり、源実朝の教育係も努めた。
朝廷と幕府の両方に通じていた人物。 - 役者:生田斗真(いくたとうま)
『顔芸が‥』といったツッコミがネットに上がるほど、強い印象を残すところがさすがだと感じました。
『のえ』との絡みもそうですが、常に裏を感じさせる演技には魅せられました。
後鳥羽上皇について
- 名前:後鳥羽天皇(ごとばてんのう)=後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)
- 生年:1180年8月6日~1239年6月19日
- 素性:文武両道で、朝廷の権力衰退を憂い、
鎌倉幕府の執権:北条義時の討伐を謀るが失敗に終わり隠岐島へ配流 - 役者:尾上 松也(おのえまつや)
もしかすると最も朝廷を想い、戦略に富んだ天皇だったのではないでしょうか。
結果、義時に追討されることになりましたが、実朝を取り込んだり、荘園を守る工作をしたところからそう感じます。
もしかしたら強い参謀を抱えていたのかもしれませんね。
北条政子について
- 名前:北条政子(ほうじょうまさこ)
御台所(みだいどころ)
尼御台(あまみだい)
尼将軍(あましょうぐん) - 生年:1157年~1225年8月16日
- 素性:北条時政の長女。源頼朝と結婚することで北条家を頂点に押上ます。
政子という名前は、62歳の頃に朝廷に名付けられたと言われています。 - 役者:小池栄子(こいけえいこ)
言わずと知れた『北条政子』『尼将軍』です。
三谷幸喜さんの大抜擢もさる事ながら、それに応えた小池栄子さんもさすがでした。
今後しばらく『北条政子』=『小池栄子』が残ってしまうでしょうね。
北条泰時(太郎)について
- 名前:北条泰時(ほうじょうやすとき)太郎
- 生年:1183年~1242年7月14日
- 素性:古い文献では義時と側室との子とされています。
今回のドラマでは、八重との子(金剛)になっています。 - 役者:坂口 健太郎(さかぐち けんたろう)
子役からの入れ替えのときが少し早すぎた感は否めません。
が、義時との父子対決は、見ごたえ抜群でした。
最後は「六波羅探題」や「御成敗式目」までサラッと流してもらえ、個人的には嬉しかったです。
八重(やえ)について
- 名前:八重姫(やえひめ)
- 生年:平安時代末期 – 鎌倉時代前期(詳細不明)
- 素性:頼朝の監視役であった伊東祐親の三女
頼朝の最初の子「千鶴松(せんつるまつ)」の母 - 役者:新垣結衣(あらがき ゆい)
古い文献上には残されていないストーリーで義時を最も支えた妻の一人。
そして、泰時にとっても大きな存在(母親)となっていました。
今回のドラマでは外せない人物だったと思います。
源義経(九郎)ついて
- 名前:源 義経 (九郎)みなもとのよしつね
- 生年:1159年~1189年6月15日
- 素性:母は常盤御前、源義朝の九男として生まれた
富士川の戦い後に兄の頼朝と対面
一ノ谷の戦い、屋島の戦い、壇ノ浦の戦いと
天才的戦術で勝利
兄:頼朝との確執でによって自害 - 役者:菅田 将暉(すだまさき)
これまた言わずと知れた、ある意味、小四郎(北条義時)より有名な歴史上の人物です。
こちらのブログでも書きましたが、『天才』『奇才』的な雰囲気を見事に演じてくれた
菅田将暉さんに『あっぱれ!』です。
北条義時(小四郎)について
- 名前:北条義時(小四郎)ほうじょうよしとき
- 生年:1163年~1224年7月1日
- 素性:北条時政の次男として生まれる。
姉の政子の源頼朝と結婚で歴史に名を残す存在になる
源頼朝の挙兵に父時政、兄宗時と共に従軍
源平合戦で功績を挙げ頼朝の寝所警護に選出
頼朝の側近となり活躍
頼朝の死後から父時政との確執が生まれ自身が政の中心になっていく
源氏滅亡をきっかけに北条が幕府の頂点になるが朝廷と対立する
承久の乱に勝利し安泰となったあと急死する - 役者:小栗旬(おぐりしゅん)
最初に書いたかもしれませんが、今回の大河ドラマの題名が『鎌倉殿の13人』だったので当初は、13人が主人公のドラマだと思って見ており、おそらく5回目くらいで『北条義時』が主人公だと認識しましたwww
もともと小栗旬さんは好きな俳優さんですが、今回の北条義時役でさらに今感度がアップしました。
既に次のお仕事(舞台)の稽古もスタートされているようで、これからもご活躍を期待しています。
まとめ
何度も書いてしまいますが、今回の大河ドラマは自分史上、最も面白かった作品です。
個人的には源氏の歴史を明確にしてもらえたこと、北条政子の存在、そしてなにより北条義時の活躍を知ることができ、感謝すらするドラマでした。
総集編もガッツリ拝見させていただきたいと思います。
そして次回の『どうすつ家康』は古沢良太さんの作品になります。
主役の家康を『松本潤さん』が演じられます。
個人的にはジャニーズでも演技力のあるアイドル・俳優さんだと思っています。
こちらも期待せずにはいられません。
次回の大河ドラマもピックアップしていけたらと思います!